2021年12月7日(火)相場振り返り

相場の振り返り

昨日の相場は大幅反発となる一日でした。

ようやく日本市場にも短期的な反発が起こり、少し胸を撫でおろした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、この反発が長続きするとは思えないので楽観視しすぎないようにしていきましょう!

日経平均 28,455.60 +528.23 (1.89%)

米国市場の反発の流れから、オミクロン株拡大懸念の和らぎによる上昇の恩恵を受けて大幅反発となりました。

一時は690円を超える上昇も見せましたが引けにかけて徐々に上げ幅を縮小させていきました。

短期的な節目である28,500円が意識され上値が抑えられた印象を受けました。

個人的にはこのまま素直に上昇するよりも、27,500円前後までのレンジで推移しながら下落トレンドに移っていくのではないかと見ています。

マザーズ 1,039.90 +30.93(3.07%)

マザーズにおいても日経平均同様にオミクロン株の懸念が和らぎ、3%上昇する力強さを見せました。

とはいえ、前日まで大幅に下げていたこともあり、割安と判断した投資家が大半を締めたのでしょう。

主力IT株が堅調だったことに加え直近のIPOの株式需給が活発化し、市場全体を押し上げることになりました。

マザーズについては日経平均以上に警戒感を強めて監視していきたいですね。

NYダウ 35,719.43 +492.40 (1.40%)

米国市場では再びオミクロン株の懸念が和らいだことで続伸へとつながりました。

オミクロン株は重症化するリスクが低いという報道から安心感につながり、一時は恐怖指数と呼ばれる米株の変動性指数(VIX)が30を超えていましたが、現在は21ポイントで落ち着いています。

個別銘柄ではアップルが上場来高値を更新した他、セールスフォースドットコムなどが上昇しました。

米国市場もこのまま強気な相場が長期的に続くことは可能性が低いと見ているのでくれぐれもご自身なりに予測を立てた上で考え抜きましょう。

今年は年末にかけて素直に上昇するよりも、乱高下を繰り返して年末を迎えそうですね。

リスクヘッジを常に念頭に置きながら師走相場を見守っていきましょう!

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