2020年12月15日 IPO考察

IPO考察

年の瀬に差し掛かり、今年もやってきましたこの季節。

そう、12月といえばIPOラッシュです。

この年末にかけて毎年多くの企業が上場を果たしますが、

今年もIPOに資金が集中しやすい相場を迎えており、これはいわば「IPO祭り」です。

IPOとは「Initial Public Offering」の略で「新規公開株」とも呼ばれています。

要は未上場の企業が上場を果たすことを指し、市場に株式が出回ることで投資家の資金が一気に集まるというわけです。

2019年のIPO社数は86社、2018年は90社と、毎年90前後の企業が上場を果たしているのです。

明日12月15日に上場する企業は以下の2社です。

①ビーイングホールディングス(9145)

上場市場は東証2部で公募価格が1,000円

生活物資に特化した物流事業を中核としており、当選株数は17,319枚

主幹事の証券会社は野村証券

②スタメン(4019)

上場市場はマザーズで公募価格は880円

エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」の開発及び提供を中核としており、当選株数は18,400枚

主幹事の証券会社は大和証券

どちらも1,000円前後の株価ですが、恐らく明日はこの値段を大きく上回ったところで寄り付くと予想しています。

なぜなら、前回のIPOから約2週間ほどが経過しており、投資家にとっては久しぶりのIPOになるからです。

ここ最近のIPOの寄り付きの傾向は、事前評価よりも遥かに高い位置から値をつけて連日下がり続けるなんてことは珍しくありません。

投資家たちの買いたいという姿勢が前面に表れていることがわかります。

あくまで、この記事は特定の銘柄を推奨するものではなく、

事前の取引の情報整理として活用してください。

投資は誰も代わりにお金を出してくれることは一切なく、自己責任です。

これらの銘柄は初日からガッツリ買いに行くよりも、セカンダリと呼ばれる第二波を期待して一定の値段で待ち構え、長期的な目線で応援する姿勢も良いかもしれません。

次回以降はさらに詳しく銘柄を分析できるといいなと思います。

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