ついに2021年も終わりを迎えようとしています。
大納会も終わり、いよいよ本格的に年末を実感しています。
それでは大納会の1日を振り返ってみましょう。
日経平均 28,791.71 −115.17 (0.40%)
実は年末ではこの終値は高水準で、史上最高値をつけた1989年以来の32年振りの水準となりました。
新型コロナウイルス禍からの経済再開への期待や、各国の財政出動、金融緩和による低金利も株高を支える結果となりました。
年間ベースでは1,347円と3年連続で上昇を記録しました。しかし、年間の最高値と最安値の値幅に関しては2012年以来の小ささで総括的には小幅な動きに留まったようです。
マザーズ 987.94 -9.88 (-0.99%)
マザーズは日経平均同様に買い手控えによる手仕舞い売りが優勢になり小幅安で取引を終えました。
引き続き直近のIPO銘柄に買いも入りましたが、指数全体への組み入れ前によって相場への影響は限られました。
来年も大幅な上昇は期待せず、暴落に対するリスクヘッジの立ち回りを常に想定して付き合っていきたいものですね。
NYダウ 36,398.08 −90.55 (0.25%)
米国市場は2021年も絶好調で前日までの6営業日で約1,500ドルほど上昇しました。その影響もあり年末最終日は持ち高調整売りに押され小幅安で取引を終えました。
米国新規失業保険申請件数は前週比8,000件減の19万8,000件と市場予想を下回りオミクロン株感染拡大懸念が緩和しました。
2021年は総じて上昇基調となりこれで過去3年間2桁成長を遂げた米国市場の指数ですが、過去4年間連続で2桁成長したことはありません。
来年はFRBによる利上げペースの加速化や、各国の金融政策の正常化、コロナ感染拡大の収束に向けて経済活動がどのように変化していくか下落リスクが常に潜む中での取引になりそうです。
警戒感を緩めずに来年も気を引き締めて臨みましょう。
2021年はコロナ直撃から回復に向けて経済活動も奔走した1年になったことが、相場の動きからも感じられたのではないでしょうか。
来年はどういう動きを見せるのか、常に自分なりのストーリーを描きながら挑戦していきましょう。
それでは皆様、良いお年を!
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