昨日はマザーズの下落が目立つ1日でした。
日経平均とダウは大きな変動を見せていないのでこの要因について考えていきたいと思います。
日経平均 29,507.05 −104.52 (0.35%)
昨日の日経平均は午後にかけて減益決算を発表した清水建設や大林組などの建設株が売られ、30,000円を意識した売りが優勢となりました。
また、JFEや神戸製鋼所などが上方修正を発表するも、市場では物足りなさを表すかのように大幅安を招きました。
やはり上値が重たい状況が続いているため、リスクオンで買い向かうよりはポジション整理を意識した方が良さそうですね。
マザーズ 1,124.77 -27.55 (2.39%)
マザーズは日経平均と比べて大幅安の動きとなりました。
この要因として考えられるのは、直近で買いが入っていたJTOWERやグローバルウェイなどの個人投資家からの人気が集まっていた銘柄が、リスク回避姿勢が強まったことで売りが売りを呼んだことです。
特に、個人投資家に人気がある株は上がり幅も大きい反面、下落スピードも早く逃げ遅れることも日常茶飯事でしょう。
だからこそ周りの動きと損失額に怯えて狼狽売りをするのではなく、安値になった時に買い向かえる資金を寝かせておき、冷静に対処することが重要です。
今はまだ、リスクを取ってでも買うべき場面だとは個人的に考えていませんが、もし自信のある根拠がある方は様子を見て臨んでも良いかもしれませんね。
NYダウ 36,432.22 +104.27 (0.29%)
再び米国市場は強気相場が続き、連日で過去最高値を更新しました。
米議会下院が5日にインフラ投資法案を可決したことで建機のキャタピラーなど恩恵を受けるであろう銘柄が伸びました。
また、米雇用統計も市場に楽観ムードをもたらし、続伸する流れとなりました。
日本の市場とはやはり明暗が分かれている米国市場ですが、こちらもいつまでこの流れが続くかは誰にも分かりません。
この約10年間米国一強時代が続いたため、そろそろ時代の転換点が訪れてもおかしくなさそうです。
いつ、何が起こっても対処できるほどの心と資金の余裕をもって相場に臨みたいものですね。
さて、今週は先週とは打って変わって下落の1週間となるでしょうか。
用心深く相場と向き合っていきましょう。
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