いよいよ今日から12月の始まりです。
日経平均は続落で先行き不透明な不穏な空気が漂い始めている気がします。
これが総悲観に切り替わったタイミングが買い場になるはずですが、まだそのようなタイミングではないでしょう。
完璧にトレンド転換のポイントを読むことは難しいですが、大局を掴むことはできるはずなので日頃の積み重ねを大切にしていきましょう。
日経平均 27,821.76 −462.16 (1.63%)
日経平均は午前中400円近い上昇を見せていた場面がありました。
しかし、午後にはモデルナのCEOがオミクロン株に対しての「ワクチン有効性は低い」と取材に応じたことが報じられたことで、急落し一日の値幅が900円近くなる一日となりました。
日経平均は10月上旬並みの値段に戻り、約2ヶ月前の水準となっています。
日本でもオミクロン株の感染者が確認されたことで投資家のリスク回避姿勢も強まっています。
もしオミクロン株の感染拡大が引き起こるとすると、更なる下落も免れないでしょう。
マザーズ 1,070.99 -24.79(2.26%)
下げすぎによる割安感から買い戻しの動きが優勢という見方が広がっていましたが、日経平均と同様に後場から急落を見せる展開となりました。
終わってみれば日経平均など他の指数に比べても大きく下落して終わることになりました。
個別銘柄では直近のIPOで物色されていたGRCSが利食いの売りに圧倒され27%安のストップ安となりました。
どこまでいけば下げ止まるのかよく観察して行きましょう。
NYダウ 34,483.72 −652.22 (1.86%)
米国市場ではFRBのパウエル議長が量的緩和の縮小加速を示唆したことにより、大幅な売りにつながりました。
これに加えてオミクロン株に対するワクチンや治療薬の有効性が低いという発表が投資家心理を冷やしているようです。
個別銘柄ではアメリカン・エキスプレスやボーイングなどの景気敏感株が特に売られているようです。
ダウも下落トレンド転換ポイントになる可能性があるため、警戒感を高めていきましょう。
先週末から今週にかけて大幅な下落が続いていますが、まだまだこんなものでは終わるとは思えません。
常に下がったらどうするかを自分の中であらかじめ決めておいて、くれぐれも投げ売りをしないように意識して戦略的撤退をしていきましょう!
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