2021年11月19日(金)相場振り返り

相場の振り返り

今週も皆様お疲れ様でした。

さて、今週は大きな動きは少なく落ち着いた日が多かった印象です。

やはり今のタイミングは積極的に買い向かう流れではないと見ています。

じっくり腰を据えて来る時を待ちましょう。

日経平均 29,745.87 +147.21 (0.50%)

日経平均は3日ぶりの反発を見せましたが、上値を追う動きは限られており、弱いような印象を受けました。

とはいえ、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が上昇したことで東京エレクトロンやアドバンテスト、太陽誘電の3銘柄の上昇が目立ち、これらだけで日経平均を100円以上を押し上げることとなりました。

まだまだ強い日経平均ですが、年末までに30,000円を再び突破できるかどうかがターニングポイントになると見ています。

あっさりと超えてしまうパターンが起こったらそれは良しとしましょう!無理をする場面ではないことは確かなので。

マザーズ 1,154.01 -15.82 (-1.35%)

日経平均と比べると弱気な動きだったマザーズ。さて、これはどうしてでしょう?

このような疑問を持つことが市場の相場の動きを読む一つのきっかけになるかもしれません。

いくつかの要因があるかとは思いますが、その中の一つに新興市場のマザーズには半導体銘柄が少ないことが挙げられるでしょう。

フィラデルフィア半導体指数が上昇したことは、人気や時価総額の大きいIT株を中心とするマザーズ市場では影響が限られたため、日経平均ほど堅調な動きにならず、週末の利益確定売りに押されたような印象を受けました。

NYダウ 35,601.98 −268.97 (0.75%)

米国市場では、オーストリアやドイツなど欧米のコロナ感染者数が再び拡大していることによって景気回復に遅れが出るとの見方から投資家心理の悪化につながり売りが優勢で取引を終えました。

日本では比較的落ち着いているコロナの感染力は欧米では未だ猛威を奮い、感染が拡大しています。

この状況が続けば続くほど経済に与えるダメージも大きくなるでしょう。

その一方でGAFAMの成長鈍化やデジタル課税が懸念されている為、じわりじわりと時代の転換点が近づいてきているのかもしれませんね。

さて、2021年も残すところあと1ヶ月半を切りました。

年末までの上昇をベストなタイミングで掴み取ることは難しいでしょうが、知らない間に上がっていたなんてことにはならないように気をつけたいものですね。

それでは皆様良い休日を!

 

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