昨日も一昨日に引き続き日経平均は軟調な展開でしたね。
やはりNYダウもここにきて上昇に一服感が出てきているので、そろそろ頭打ちの可能性もあります。
今後の年末にかけての動きが重要になるのでよく観察して行きましょう。
日経平均 29,106.78 −178.68 (0.61%)
前日の米国市場の下落と、上海総合指数などのアジア株相場の下落の影響を受け、日経平均は押し下げられ一時は200円を超える下げ幅にもなりました。
一方で大幅な下落を招くことはなく、9日に上方修正を発表した日産自動車や好決算を発表したNTT、バンナムHDなどが買われ底堅さを見せた一日でもありました。
今後の年末まで上昇トレンドにのれるか、要注目です。
マザーズ 1,117.59 +5.58(0.5%)
昨日のマザーズは前日まで比較的売られていたという背景もあり、日経平均と比べると買い戻しの動きがよく見られた一日でした。
しかし、引けにかけては日経平均同様、アジア株式指数の下落に伴い、勢いが弱まり小幅高となりました。
新興市場にも資金の勢いが欠けている状況なのでリスクオンはしにくい相場ですね。
NYダウ 36,079.94 −240.04 (0.66%)
10月の米消費者物価指数が31年ぶりの上昇率を記録し、これによってFRBによる利上げ観測が早まる懸念が再燃したことでハイテク株を中心に売られる流れになりました。
ドル高円安も進行し、一時114円に戻る動きとなりました。
金利の上昇から債券価格が下落したことも株安を引き起こした要因の一つです。
利上げに実際に踏み切るとなると、トレンドも大きく変わり株式市場に流れていた資金も他に流出する可能性が大きいです。
米国市場の動向に関しては今後日本株式市場よりもアンテナを張って監視しておく必要がありそうですね。
さて、今週前半は先週の勢いとは打って変わって頭打ち感から下落が続いています。
週末にかけては一時的な上昇はあるかもしれませんが、個人的な見解としてはここから大幅に上昇するとは考えにくいです。
とはいえ株式市場に何が起こるかは終わってみないとわからないので、情報をキャッチすることだけは意識して過ごしていきましょう。
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