本日の日本経済新聞にて下記のような記事が載っていました。
「PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)に依存する投資は時代遅れだ」
まさに、その通りだと私も思います。
どちらもこれまでファンダメンタルズ分析の指標として長きにわたり、
投資家たちの株の買い時を判断する材料となってきた指標です。
ところが、ここ最近のバブル相場を感じさせるような株高によって、
業種問わずあらゆる銘柄の上昇が続いている状況です。
特に米国株式市場では投資家マネーが活発化し、節目の$30,000を突破はもちろん、
次のテーマは何か物色するかのようにお金が流れている様子が伺えます。
トヨタの時価総額を超えたというテスラはPER200倍、
アマゾン・ドット・コムは90倍という数値になっています。
通常は10〜30倍とさる指標が大きく上回っており、このような企業が市場に溢れているのです。
では、もう適正な株価か否かを判断する材料はないのでしょうか。
その新たな判断指標の一つとして注目を浴びているのが知的財産(IP)の価値です。
これは、「シンガポールのヘッジファンドであるひびき・パースアドバイザーズが数値化した指標であり、人気アニメ「進撃の巨人」などのIPを保有している」(12月9日日本経済新聞一部抜粋)そうです。
今や、デジタル化が急速に世界で広まる中で、株式投資においても時代の変化による評価軸の変革が求められているのかもしれません。
次回はこれらのPER、PBRなど基本の指標から改めておさらいしていけるといいなと考えています。
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