今日は、投資信託について触れていきたいと思います。
投資を既に始めている皆さんは、NISAなどで投資信託買っているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、本当にそれだけで大丈夫でしょうか?
9月末の投資信託買い付けランキングをもとに一緒に考えていきましょう。
では早速、今投資家の皆さんがどんな投資信託を買っているのか、ランキングを見てみましょう。
楽天証券 9月買い付け投資信託ランキング
1位はeMAXISSlim米国株式(S&P500)で、皆さんの中でもこの投資信託を買っている方も多いのではないでしょうか。
2位は楽天・全米株式インデックス・ファンドで楽天VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)とも呼ばれている投資信託です。こちらは楽天証券だけでしか買えない商品ですが、米国株式市場の投資可能銘柄約4,000銘柄全体に分散投資ができる内容になっています。
3位はeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)で、1位の米国株式と同様のeMAXISSlimシリーズです。
続いてSBI証券を見ていきましょう。
SBI証券 9月買い付け投資信託ランキング
1位はSBI・V・S&P500インデクッス・ファンドで、皆さんの中でもこの投資信託を買っている方も多いのではないでしょうか。
2位はSBI 日本株4.3ブルで、日本株の先物指数に対し約4.3倍の値動きをする商品となっています。
3位はeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)で楽天証券と同様の順位となっています。
楽天証券、SBI証券ともに大きく分けてS&P500、米国株式(市場全体)、全世界株式の3つがランクインしていますね。
SBI証券2位の日本株4.3ブル以外は全て上記の3つに投資対象を分類することができます。
米国株式か?全世界株式か?という選択肢は皆様も迷われたのではないでしょうか。
ではなぜ米国株式の方がどちらも上位に位置づいているのか、という観点から考えていきましょう。
米国株式>全世界株式?
この論争に関しては、どちらが正解ということはありません。
結論から言えば、全世界株式にしても米国株式に投資する割合が変わるだけで、メインの投資先は米国株式であることは変わりないため、効率よくパフォーマンスを上げるには最初から米国株式だけに投資をしておけば良いと考える方が多いため、米国株式が1位を飾っているのでしょう。
ではなぜ米国株式に投資しておけば安心なのか?3つの理由を挙げていきましょう。
①人口増加が見込めるため
②市場全体の規制や管理が行き届いている安心感があるため
③GAFAを代表とするように革新的企業が生まれやすいため
これらの理由により、とりあえず米国株式に投資しているという方は多いのではないでしょうか。
かの著名投資家ウォーレン・バフェット氏も自分の死後は財産のほとんどをS&P500に投資するよう妻に託していると言っているそうです。
本当にこれだけで良いか?
では最後に、上記の理由だけでこれらランキングに入っていた投資信託だけを購入していれば良いのでしょうか?
これはどのくらいのリスクを取れるとか、余力のある資金がどのくらいあるのか、という様々な要因はありますが、私としてはそこで思考停止することなく学び続けて頂きたいと思うのです。
確かに、投資信託は放っておけば勝手に配当金の再投資などもやってくれるまさに素人にとってありがたい仕組みです。
しかし、私が言いたいのはそこで学びを止めず、米国株式の指数の変化の要因や日本株の個別銘柄の分析など、実際に投資をしなくても理解を深め、興味を持ち、それを吸収すべきであるということです。
なぜそう思うのかというと、私自身が思考停止することなく学び続けることで投資全般に関わる知識や相場勘が身についてきたからです。
もし、同じように考えている方がいらっしゃったら、少しでも株価が上下したことの要因は何かを自分で考えた上で事実と照らし合わせを行ってみてください。それだけでも積み重ねていくことで自分自身の財産になるはずです。
それでは、また。
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